知識

知識とは生きる手法である

『真理の解放』の中で言います。　「・・・生活の中で人間としての質的変化を遂げようとして哲学を学ぶ者・・・

その哲学がどんな教えなのかを学ぶのではなく、むしろその哲学がいかに自分の生活の質を変え、無知の闇から智慧の

光へと導いてくれるか。迷妄（Maya)から自分を抜け出させ、迷妄を克服し、迷妄に惑わされぬようにさせてくれる

か、この哲学の教えるとおりに生きて、・・そうした生き方を知るために学んでいる・・究極の価値のため・・」

私たちの世界は幸不幸、勝ち負け、損得、快苦など対立するものばかりです。そういう中に生きて、如何にそのような感情に振り回されずに生きて行くのか。それが知恵ある生き方であるというのです。幸や得、快、勝ちがいいに決まっています。でも、必ずそうでないこともあるのです。それはこの世がそのようにできているから、迷妄の世界だから・・。だったら、どのようなことがあっての動じず、心乱れることのない穏やかな人生を送りたいものです。

７月２４日（金）前橋生涯学習センターにて